[今日のメール]件名 【ビジネス選書#080814】(金曜特別版)「場回し」の技術
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■■選書サマリー
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■■選書サマリー
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「場回し」概論
【1】
会議の場で斬新なアイデアや有効なプランが次々と出て、成果を上げ続ける。
主宰したセミナーや飲み会が常に大盛り上がり、出席者が満足する。
主宰したセミナーや飲み会が常に大盛り上がり、出席者が満足する。
そんな成功し続ける状態を手に入れたいなら「場回し」の技術をマスターすることだ。
「場を回す」とは、うまく仕切るということだ。
トーク番組などで司会進行役は、多数いる出演者全員にバランスよく話を振り、テンポよくそれらをつなげ、番組を盛り上げ、円滑に進行している。
トーク番組などで司会進行役は、多数いる出演者全員にバランスよく話を振り、テンポよくそれらをつなげ、番組を盛り上げ、円滑に進行している。
成功し続ける上で必要なのは、「人」と「情報」がたくさん集まる状態だ。
場回しの技術をマスターすれば、自然に人と情報が集まるようになる。
それがあなたを成功させ続ける源泉となるはずだ。
場回しの技術をマスターすれば、自然に人と情報が集まるようになる。
それがあなたを成功させ続ける源泉となるはずだ。
【2】
場には得体の知れない潜在的なパワーが宿っている。
成功している人は、そうした「場が持つ大きな力」というものを、感覚的に知っているのだ。
成功している人は、そうした「場が持つ大きな力」というものを、感覚的に知っているのだ。
ところが、多くの人たちは、場の力を軽視しすぎている。
だから、場回しして場の力を引き出す努力もせず、その場をとりつくろって、お茶を濁して終わってしまうのだ。
だから、場回しして場の力を引き出す努力もせず、その場をとりつくろって、お茶を濁して終わってしまうのだ。
場回しをうまくやるには、才能、カリスマ性やオーラ、財力などは必要ない。
必要なのは、やさしさや気遣い、その方法をやり続けるねばり強さだ。
必要なのは、やさしさや気遣い、その方法をやり続けるねばり強さだ。
つまり、やる気さえあれば、誰でも簡単に場回しの技術を身につけることができるのだ。
ならば、場回しの技術を身につけ、ビジネスやプライベートで成功し続ける状態を手に入れようではないか。
ならば、場回しの技術を身につけ、ビジネスやプライベートで成功し続ける状態を手に入れようではないか。
【3】
ビジネスシーンでも「場回し」できるかどうかが、大きな差をもたらす。
優秀だが「場回し」のできないAさんと、「場回し」はできるが普通のBさんとでは、やがてBさんのほうが高い評価を得る。
優秀だが「場回し」のできないAさんと、「場回し」はできるが普通のBさんとでは、やがてBさんのほうが高い評価を得る。
なぜなら、Aさんはどんなに優秀で、どんなに頑張っても、しょせんは「一人力」だからだ。
自分の能力をフルに使うことで、最初はすごい実績を残せるかもしれないが、一人の力には限界がある。
自分の能力をフルに使うことで、最初はすごい実績を残せるかもしれないが、一人の力には限界がある。
一方、Bさんは、能力は普通でも「場回し」を使って多くの人の頭脳を利用し、コンスタントにアイデアと成果を出し続けることができる。
これなら能力は無限大だ。
これなら能力は無限大だ。
だから長期的には、場回しができるBさんが、優秀なAさんに勝てるのだ。
島田紳助さんが日本一の売れっ子司会者である理由も、場回しができるからだ。
紳助さんは、出演者の席順表を持って、発言した人に逐一チェックを入れ、全員が発言するようにしている。
紳助さんは、出演者の席順表を持って、発言した人に逐一チェックを入れ、全員が発言するようにしている。
だからこそ、「オバカキャラ」や「イケメンキャラ」という才能のブースターに乗って、いつまでも飛び続けられるのだ。
仕事も名声もギャラも、滝のように彼のもとに流れ込むのだ。
仕事も名声もギャラも、滝のように彼のもとに流れ込むのだ。
これこそが恐るべき場回しのパワーなのだ。
同じことはビジネスの世界でも言える。
出世できるかどうかは、ひとえに場回しができるかどうかにかかっているのだ。
同じことはビジネスの世界でも言える。
出世できるかどうかは、ひとえに場回しができるかどうかにかかっているのだ。
【4】
場回しとは、3人以上が集まる場で、全員が一つの目的・目標に向かってポジティブに参加している状態を作ること」だ。
キーワードは「3人以上」「全員参加」「ポジティブ」の3つだ。
キーワードは「3人以上」「全員参加」「ポジティブ」の3つだ。
今、時代は場回しを求めている。
まず、職場は生え抜きと中途採用、正社員と派遣社員と異質な者同士の集まりとなり、それでも、成果を上げなくてはならなくなった。
まず、職場は生え抜きと中途採用、正社員と派遣社員と異質な者同士の集まりとなり、それでも、成果を上げなくてはならなくなった。
また、世界不況の最中、全社一丸となって利益を生み出さなければ、生き残れなくなっている。
オバマ大統領は、「協調」というキーワードを強調し始めている。
世界を1つのチームとしてまとめ、この不況を乗り切ろうとしているのだ。
「場回し」は、今や世界規模で必要とされているのだ。
世界を1つのチームとしてまとめ、この不況を乗り切ろうとしているのだ。
「場回し」は、今や世界規模で必要とされているのだ。
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■■選書コメント
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■■選書コメント
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本書は、場を作り、人を集め、場を盛り上げて情報やアイデアを引き出すことで成果をあげる技術を「場回し」と呼び、その大切さを説き、具体的な方法を紹介する本です。
場回しという言葉は、主にトーク番組などを仕切る司会進行役の仕事ぶりを表する言葉です。
文中の島田紳助さんの他に、みのもんたさんや、明石家さんまさんあたりのイメージでしょうか?
文中の島田紳助さんの他に、みのもんたさんや、明石家さんまさんあたりのイメージでしょうか?
彼らは、メディアの世界でも、ワンランク上の扱いです。
普通のビジネスの世界でも、有能で、自分が前に出る人間よりも、周囲の力をうまく引き出す人のほうが高い評価をされます。
普通のビジネスの世界でも、有能で、自分が前に出る人間よりも、周囲の力をうまく引き出す人のほうが高い評価をされます。
こうした事実は、みんな気づいています。
しかし、法則に落とし込み、技術に仕立て上げるまでする人は少ないと思います。
まして、それを体系化して本にまとめたものは初めてだと思います。
しかし、法則に落とし込み、技術に仕立て上げるまでする人は少ないと思います。
まして、それを体系化して本にまとめたものは初めてだと思います。
本書は「場回し」というコンセプトをビジネスのスキルとして取り上げた着想の面白さはもちろん、ノウハウが、かなり体系的にまとまっている点にも脱帽です。
会議以外にも、セミナーやチーム、飲み会など、4つの場を想定し、そこで使える27のテクニックを紹介し、具体的な使用方法までを明快に解説します。
図版なども効果的に使われ、理解が進みます。
図版なども効果的に使われ、理解が進みます。
さらに、場回しの達人とされる人たちへの取材も念入りに行っています。
考えてみれば、本書自体が、場回しで出来上がっています。
誰よりも、著者自身が場回しの達人であることを感じさせます。
考えてみれば、本書自体が、場回しで出来上がっています。
誰よりも、著者自身が場回しの達人であることを感じさせます。
会議やプロジェクトをうまく切り盛りしたり、座を盛り上げることの重要性を知りながらも、「うまくできない」とお嘆きの方はもちろん、ただ「できる人になりたい」と考えるにもオスすすめします。
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