2009年9月7日月曜日

【生活マネー ミニ講座No.1420】株式の売却益にかかる税金は10%。

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◆株式の売却益にかかる税金は10%。

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今日は、株の売却益にかかる税金のことをお話しします。

「儲け」にかかる税金なので、税金の種類は、所得税と住民税です。
私たちにはお馴染みの税金です。給料明細に書かれている税金と同じですね。
給料も「労働力」の売却益ですから「儲け」です。
だから、かかる税金は所得税と住民税なんですね。

給料にかかる所得税の税率は、所得が多いほど、税率が高くなります。
最初は5%から始まって、10%、20%、23%、33%、そして最高が40%です。


いっぽう、株の儲けにかかる税金は、税率が一定です。

合計10%。このうち所得税が7%。住民税が3%です。

1万円儲かっても、100万円儲かっても、税率が一緒なので、儲ければ儲けるほど、リッチになります。

税率が一定ののこのような仕組みが、「金持ち優遇」といわれるのは、このためです。


1年に何回も株式を売買して複数の損益がある場合には、それらを合算、相殺して売却益が計算されます。

たとえば、A銘柄で100万円の利益が出たあとに、B銘柄で▲50万円の損失が出た場合、相殺後の利益50万円に対して、税金がかかります。

現在、株式投資をしている人の多くは、証券会社に開設している口座が、「特定口座 源泉徴収あり」になっており、この中で株式の売買を行っているのではないかと思います。

この方たちの株式の収益計算は自動的に行われ、税金の支払いまでも、自動的に行われます。

したがって、税金のことを気にすることもなく、確定申告を意識する必要もありません。


ところで、株式の売却益にかかる税金は、
平成24年(2012年)以降、現在の10%から20%(所得税15%、住民税5%)に変わる予定です

もともと20%なのですが、現在は、特例で10%に優遇されているのです

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