2009年9月3日木曜日

毎日スキルアップ通信(2009-08-20)『ピンチに慌てず、チャンスを創る82のゴールデンルール』

【本日の紹介図書】

『ピンチに慌てず、チャンスを創る82のゴールデンルール』
大串亜由美(ファーストプレス 2009.8.20)
http://www.1mgkk.com/m/401744/kougai.html



【1】一流の条件

目指すは「一流」でなければいけません。
まちがっても「一番」を目指してはいけません。

「一番」は、たえず他人を気にします。
「一流」が、比べる対象は過去の自分です。

常に自分を磨いて進化していくので周囲からも評価されます。
同僚の出世をうらやんだり、その場限りのパフォーマンスに神経を集中しなくてよいので、周りからも信頼されるようになります。

一流になるためには、学歴、経歴、資格が絶対の条件にはなりません。
一流になるために必要なものをあえてあげるとすれば、
「セルフコンフィデント(自分に自信を持ち、自分を尊重する心)」ではないでしょうか。

I am perfect as I am
(あるがままの自分でOK)

いいところも、足りないところも含めて、"あるがままの自分"を受け止めます。

きちんと自分を尊重していれば、どんな場に出ても、物怖じしたり、おどおどしたりしなくなります。


何ごとも「できる限りの準備はした」という正しい自信を持てばびくびくすることはなくなります。

わからないところがあっても、堂々とわからないところは調べてきますと言えるようになります。

できない無理はしない。
多少の背伸びはあってよいかもしれませんが、あれもこれもと欲張って手を広げる必要はありません。


相手に関心を持ってください。
それは、相手の目に映っている"自分"を気にすることではありません。

自分に正しい自信があれば、マイナスの評価も素直に受け止められます。

仕事にカベはありません。
あるのはドアです。


手を抜かないことは大事。
でも、「完璧」をめざすこととは違います。

相手の優先順位を考え、与えられた時間と材料のなかでベストを尽くすことが大切です。


「素直で、誠実で、感謝がある」
一流の人のキーワードです。

自分が口にした単語に気分や意欲が左右されるものです。
マイ・ディクショナリーをつくりましょう。
「忙しい」「疲れた」「不運」「コンプレックス」は辞書からはずします。
「一生懸命」「ありがとう」「もったいない」は積極的に使いましょう。



【2】一流の仕事術

月曜日こそ、元気に、楽しく、いつもより早く出社しましょう。
いつもより、1時間早く出社して一週間のスケジュールを立てましょう。
それだけで一週間の好調なスタートダッシュができます。

月曜日の朝礼、定例ミーティングを「またか」とうんざりするのではなく、自分なりの意見や質問を用意して、何らかの発見や収穫を持って帰れるようにしましょう。

返信するメールはためないようにします。
頼みを断るなど、言いにくいときほど返事は素早くしましょう。
待たせれば待たせるほど相手の期待を高めることになります。

■「先日はありがとうございました」でもいいのですが、プラスの一言をつけましょう。

「あのタイミングで動いてもらったので助かりました」
「勉強になりました」

などの一言を添えるようにします。

マイナスのメッセージのときは、一言減らせないか考えましょう。
夜書いたのなら、朝必ず見直すようにしましょう。
減らせるものがたくさん見つかるかもしれません。


■営業で初対面の人に会うとき、自分らしい格好で行くようにましょう。
最初の見た目で印象が決まります。

まじめ、ガッツがある、信頼できるなど、自分のこういうところを見てほしいというのがあれば、そこを強調できるような格好で行きましょう。

■最初の一言は前向きモードで。
「お忙しいところ誠に申し訳ありません」ではなく、
「貴重なお時間をありがとうございます」
「お会いできてうれしいです」にしましょう。

できるだけ相手のことを下調べして行きましょう。
「面白い企画ですね」「あれって、どうなっているのですか」

相手の話をしながら広げていきます。
質問を重ね、話を掘り下げていきましょう。
しっかり聞けば、相手も本当に関心を持ってくれているとわかり、こちらの話を聞いてもらえる確率がぐっと高まります。


■人に仕事を頼むときは、頼む相手に3つの「WHY」を渡しましょう。

なぜ、この仕事が必要なのか
なぜ、あなたに頼んでいるのか
なぜ、このタイミングなのか

そのうえで、仕事に役立つ道具、情報、「私もここは手伝える」というサポートも渡します。

「こんなこと頼んだら悪いかも」と勝手に決めつけません。
拝み倒すことも、強要もしない。
相手に、NOといえる余地を残す頼み方をしまよう。
お互いに肩の力がぬけます。



意識を変えることで、ずいぶんと仕事の流儀が変わってくるのものだということが実感できる本です。

本の副題にあるとおり「誰にでもできる一流の仕事術」が書かれた本ではないでしょうか。

大串亜由美さんが9年連続、250日を超える研修を行ってきたなかで見つけた「成功のカギ」です。

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