2009年9月1日火曜日

セルを絶対参照にする方法

絶対参照


数式入力中に参照方式を変更するには、[F4]キーを押せばいい。
数式の入力済みの場合、数式バーやセル内にカーソルを置いてから
[F4]キーを押さなければ、相対参照を絶対参照にすることはできません。

数式の入力されているセル範囲を選択しておいて[F4]キーを押しても相対参照は絶対参照にはなりません。

そのため
「すべての相対参照を絶対参照にするにはどうすればいいのでしょうか?」
というご質問をいただくことになります。

Excelの標準機能では、相対参照を一括して絶対参照にすることはできません。
VBA(Visual Basic for Applications)でマクロを作成しましょう。


▼選択範囲のすべてのセル参照を絶対参照にするマクロ
Sub ConvFormula_Rel2Abs()

 Dim objCell As Range

 For Each objCell In Selection

 With objCell
  If .HasFormula Then _
   .Formula = Application.ConvertFormula(.Formula, xlA1, , xlAbsolute)
 End With

 Next

End Sub

ConvertFormulaメソッドの第4引数:ToAbsoluteを指定することで、数式の参照の種類を変換することができます。

For Each Nextループ文で、選択範囲内のセルをチェックし、数式が入力されていた場合
「If .HasFormula Then」に、数式はそのままで参照種類だけを絶対参照に
「.Formula = Application.ConvertFormula(.Formula, xlA1, , xlAbsolute)」しています。


▼サンプルファイル(002116.xls 24KByte)ダウンロード

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